【三豊市】せとうち哲学カフェ in 古木里庫
日時:3月2日(土)10:00〜11:45
ファシリテーター:石原晴子
古材と薪ストーブのお店「古木里庫」にて3ヶ月に一度開催している「せとうち哲学カフェ」
今回は、スペシャルゲストとして「考えるとはどういうことか0歳から100歳までの哲学入門」の著者である東京大学 梶谷真司教授をお迎えしました。
梶谷先生は哲学カフェの前に、古木里庫の目の前にある父母ヶ浜を散歩されたり、父母ヶ浜や三豊の地域活性化に取り組む地元の方と意見交換をするなど、香川滞在の時間を精力的に過ごされていました。
まずは「問い出し」から。
「好き嫌いはなぜおきるの?」「自分軸と他人軸のバランスとは?」「人との出会いとは?」など、今回も多様な問いが出された中、投票で決まったテーマは「母親とは?」
テーマ「母親とは」
子供の頃、母親から受けた経験について今の思いを話してくださったことから始まった対話。
「なぜ今その話なのか?」「母親と話したことは?」と「問い」で始まる対話や、「私もこういう経験があった」と他の参加者の話から始まる対話など、自分や他者の経験から自分を再発見したり、理解を深めたり。
ゆるゆるとした場に感じられるものの、頭はフル回転で「考える」「対話する」を楽しむ時間となったようです。
対話後のおやつは、ひな祭り前日ということで、バウムクーヘンでも有名な「サンファソン(高松市)」の「ひなまつりバウム」。
梶谷先生を囲んでお茶を飲みながら感想を言い合ったり、意見交換したり。初対面の方もいるなか、和気藹々とした時間を過ごしました。
参加者のご感想
・あまり考えることのなかった自分と母親、自分と子供の関係を考えるきっかけとなった。いろいろな母親の話を聞けて、答えはないけれども向き合いたいと思った。
・今思うと、と、過去の経験を振り返ることで時を超えて理解していくことが出来て、考えるのが楽しくなった。
・初めて一言も言わずに終わりましたが、聴くに徹することもすごくパワーのいることだと感じた。「話さなくてもいい。でも考えることはあきらめない。」というルールは面白いと実感しました。
・地元(三豊)の人だけでなく、高松や丸亀などからの参加者がいて、地元民としてはとても嬉しかった。
・どのテーマも興味深いものでした。今回「母親」というテーマでしたが、自分の母親にしてもらったいいことを自分の子供に伝えていけたらいいなと思いました。
・久しぶりに参加させていただきましたが、話しやすい空気感でした。色々な方の意見が聞けてやっぱり哲学対話は良いなぁと思いました。ありがとうございました。
・あれだけ皆さんが自己開示したのは、はるちゃんの”ゆるゆる”宣言が効いた結果だと思います。さすがでした。
次回のせとうち哲学カフェ
▷4月20日(土) 14:00〜16:00 高松市鍛冶屋町 TALK SALON ONDO 詳細は こちら
▷5月25日(土) 10:00〜12:30 高松市国分寺町 惠ん結び 詳細は こちら
▷6月15日(土) 午前の部10:00〜11:45 /午後の部14:00〜 15:45 三豊市仁尾町 古木里庫 詳細は こちら