【高松市】本音を語り合えるなかまづくりのための「哲学対話」
2022.08.01
丸亀高校 島田修作先生
日時:2022.08.01 9:00-11:15
場所:高松市立香東中学校 体育館
参加:香東中学校教職員 約50名
「本音を語り合えるなかまづくりのための『哲学対話』と題しまして、
丸亀高校で月に一度、放課後哲学対話などを開催されている丸亀高校の島田先生と共に登壇いたしました。
一つのテーマについてじっくり考え、対話をする「哲学対話」についての説明や効果などは、現在取り組まれている内容にもお役に立つ内容としてお届け出来たようで、先生方は熱心に耳を傾け、メモを取ってくださっていました。
島田先生には「哲学対話の実践」の時間をご担当いただきました。
ご自身も哲学対話に参加された校長先生からは、『最初は「哲学」と聞き身構えたが、とても面白かった。多種多様な考え方に触れ、対話の大切さをひしひしと感じた。生徒たちにも体験してもらいたい。』と嬉しいお言葉をいただきました。
参加者のご感想
・今回最も重要だと思ったのはファシリテーターです。場のコントロールをするために多くの選択肢を持ち、どんなことにでも対応する力が求められる。日々の生活で知識を身につけ、技量を高めていきたいと思いました。
・今回の研修を受けて、実際に生徒同士の対話を聞いてみたいと思いました。ただ、その際にはファシリテーターとしてクラスのみんなが安心して話せるような工夫が必要。他者の考えを知り、より自分の考えを深めることができる場を作っていきたいです。
・哲学対話の8つのルールの中に「ただ話を聞いているだけでもいい」というものがあり、自己主張が苦手な人でも、その場で思考しながら話を聞くだけでもいいんだと心が楽になると思いました。ひとりひとりの個性を理解し受け入れ合うことで、安心安全な場づくりを促進していきたいと思いました。
・支援学級の子どもたちは何かについて自分なりに考えたり、伝えたりする経験が少ないため、色々思案していたところでしたので、今回の研修で教えていただいたことは大変参考になりました。子どもたちの考える力や相手を認める気持ちが広がっていくよう学んだことを取り入れていきたいです。
・テーマを決めて対話をすることや8つのルールを守りながら対話を繋げていくことで、その場の雰囲気が和み、楽しい時間を過ごすことができました。二学期からの実践に向けて大変参考になる研修会でした。
・哲学対話と聞いて緊張していましたが、対話をするということは、その人を知っていくことなのだと参加して感じました。保健室も子どもたちが安心して話ができる雰囲気づくりを考えており、重なる部分もあり、とても勉強になりました。