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導入事例

株式会社フクシン様 ONDO前山フィールド未来会議インタビュー

株式会社フクシン 代表取締役社長 福崎二郎様(2022年10月記事)

 

手袋の産地・東かがわ市白鳥でファッション手袋専門の卸問屋として1977年に創業し、現在はお取引先が約500社、4000店に拡がるフクシン様。また、太陽光発電パネルの設置や社内電力の100%再生エネルギー化、サスティナブルブランド「ecuvo,」の開発・販売など地球環境に負荷の少ない事業活動を目指し、SDGsの実現にも注力されています。前山フィールドでは2022年に未来会議を開催されました。

 

———フクシンさんの事業概要について教えてください。

福崎さん 日本一の手ぶくろ産地「東かがわ市」で冬の防寒用や夏のUV対策のファッション手袋、また帽子、スカーフなどの服飾雑貨を手掛けており、素材開発から企画・デザイン・販売提案・物流まで一気通貫で提供しています。 2011年に社長に就任し、2016年に1人代表になった時にインナーブランディングを始めたのですが、先代から引き継いだ社是「明るく・楽しく・元気よく」をより分かりやすくスローガンとして掲げようとなった時、「笑顔」というキーワードが出てきました。自分達が笑顔で作ったものを笑顔でお届けして笑顔で使ってもらう。笑顔が循環する、たくさんの笑顔を紡ぐ企業を目指しています。

 

———笑顔で働ける環境づくりで心がけていることは。

福崎さん 話す機会を設けたいと思い、コロナ禍前は毎月お誕生日会をしたり、2週間に1回、部署ごとに社長と社員のランチミーティングなどを開催していました。社員旅行も毎年やっていましたね。

 

———前山フィールドで未来会議を開催することになったきっかけは

福崎さん 次の世代のフクシンを引っ張る存在である中堅社員(チーフ、主任、リーダー)に、自分達で会社の未来を考えて欲しかったんです。これまでも年に1.2回、ホテルや旅館などで合宿形式で開催してきたのですが、結局、僕の意見が優先されることが多く、なんとなくしっくりきてなかった。何か良い方法はないかなーと思っていた時に、谷さんが前山フィールドを作ったと聞き。その時は、ふーんくらいだったんですけど(笑)2021年に弊社のサステナブルブランドである「ecuvo,(エクボ)」がグッドデザイン賞を受賞した際に、「ecuvo,(エクボ)」スタッフのためにお忙しい中、わざわざオンラインお祝い会を開いてくれたんですよ(時節柄リアル開催は叶わず)。メンバーへの労いの言葉だったり、その進行っぷりに感銘を受けまして。谷さんに会議のファシリテーターをお願いすれば、これまでとは違ったものになるかもしれない!と思い、お願いしました。

 

———実際に未来会議を開催しての効果は。

福崎さん 期待通りというか期待以上でしたね。開放感ある自然の中でメンバー同士、横と横の繋がりを強くする、分かり合える、分かち合える素晴らしい時間になりました。 本物のBBQも美味しくて、エンタメ感満載で盛り上がりましたし、早朝散歩も雑草から成長戦略のヒントが得られるなんてビックリ(笑)ガイドの皆さんがメンバー間の緩衝材のような役割も担ってくださってましたね。 未来会議というある意味ファジーなものを谷さんという中立的な立場の方が導いてくれたことで見えたものがたくさんありました。社員80数名という小さな会社なのに横のコミュニケーションが足りない。ということに気付き、未来会議後、早速、週のはじめに各部署のリーダーが集まり話をする場が設けられるようになりました!即効果が出たりするものではないと思っていましたが、社員自らが考え行動することで社内の空気が変わってきているように感じます。

 

———今後に向けて。

福崎さん 次は幹部や女性社員の会議をしてみてもいいかもしれませんね。あと、いつもは自分が参加している営業会議や業務改善会議、生産管理会議などをあの自然の中で、谷さんがファシリテートしたらどうなるんだろうという興味もあります。一度やってみたことで、前山フィールドの良さを実感したので、来年は、どんなことができるかな?と楽しみにしています!

 

———フクシン様、取材のご協力ありがとうございました!

株式会社フクシン
香川県東かがわ市白鳥78-1

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